背中が曲がる症状
年を重ねて最終的に背中が曲がるようになるまでの過程は・・・
年齢とともに人間の背中は前に曲がってくる傾向にあります。それは筋力の衰えもあるでしょうが、現代の一般的な生活では前のめりになる事が多くなってきていてそれを助長しています。
そういう状況で、骨粗鬆症になると脊椎の圧迫骨折が起こります。これは一カ所だけでなく数カ所に生じていることもあります。その結果背中が曲がってきます。(また椎間板がへしゃげるために生じるケースもあります。)
圧迫骨折をしているかどうかを調べるにはレントゲン検査を行いますが、このレントゲン検査ですべてがはっきり「圧迫骨折している」とわかるものでもないらしいのです。それに圧迫骨折していてもすべての人が痛いわけではなくて、3分の2くらいの人は痛みを感じないといいますから、なおさら判断しにくいようです。
CT検査ではわかるようですが。
ですからレントゲン検査では、あきらかに背中が曲がっていなければ、どこが圧迫骨折しているかは明確にはわからないのです。
圧迫骨折では痛みを感じない方もいますが、そのまま背中が曲がる症状が進行するにつれて、骨粗鬆症の治療などをしなければ背中(背骨)が痛くなるのが一般的です。そして結果としての姿も悪くなります。
背中が曲がる症状への対策・治療をしないかぎり、どんどん曲がっていきます。
内臓などへの影響
背中が曲がる症状が進行して、曲がり方がひどくなると、上半身を後ろから支えている脊柱起立筋などへの負担が大きくなり疲労しやすくなります。
さらに前へ曲がったことで、肺や胃などが圧迫されて、肺活量が低下したり、逆流性食道炎などを生じやすくなります。
具体的な症状とすると、「すぐに息切れする」、「食事をすると胸焼けがする」、「胃のつかえを感じる」などとして現れることになります。
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